半導体が入らない
京都電子の出来事
皆様、こんにちは、今回は少々まじめなお話。
過去にも幾度か繰り返されてはいるのだけど
最近、半導体を中心とした電子部品の納期が長期化している。
海外半導体メーカーに関しては半年以上の回答が出るのがもはや日常。
何の驚きも感じなくなった自分が少々怖い昨今である。
コロナ禍で縮んでいた景気が動き出しのはとってもありがたい
各メーカーもコロナの影響で生産を抑えていたところに
この急激な立ち上がりでトラブルのはある意味仕方ない。
けれどこれだけ長期化するとせっかくの勢いがそがれてしまう・・・
今回のトラブルは景気だけでなく人災や自然災害も関係している。
昨年起きた旭化成マイクロシステム延岡工場の火災。
自動車向けのセンサー等を多く生産しているので
自動車業界に大きな打撃を与えた。
その後は樹脂の不足。
米国南部の大寒波で材料メーカーの操業が停止・・・
これも自動車産業には欠かせないもの。
そしてダメ押しは
ルネサス・・ あんたもか・・・
自動車にマストの部品、マイコンの前工程を行っている工場が火災。
不運な事に少し前に起きた東北方面の地震で
在庫がタイトになっていたところのまさかの火災での操業ストップ。
これだけの事が起きると自動車以外の製造業へのダメージも必須。
当面、取引先様とは情報交換を密にして
ユーザーの生産を止めないようにしなくてはならない。
電子部品を生産できないわが社で出来ることは何なのか。
しっかり考えないと。
たまにはちゃんと考えるし